2011 .12 .15Christmas Album 2011

今年も数多くのクリスマス・アルバムがリリースされています。 ジャズもたくさんあります。 その中から厳選した珠玉の3枚をご紹介したいと思います。
いずれも大人のクリスマスにぴったりの作品ですが、なかでもマイケル・ブーブレのアルバム『クリスマス』は、全米チャートで1位の大ヒットとなっています。


Michael Buble『Christmas』
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『クリスマス』
マイケル・ブーブレ(ワーナーミュージック)
2007年のミニアルバム『レット・イット・スノウ』に続くクリスマス・アルバム。2曲の新曲を含む16曲収録ですが、選曲とアレンジがドキドキするほど洒脱で、『ジングル・ベル』や『ホワイト・クリスマス』、『恋人たちのクリスマス』といった耳慣れた曲もすごく新鮮に響きます。バンドとオーケストラが伴奏を務め、『ジングル・ベル』ではUK出身の3人組ザ・プッピーニ・シスターズ、『ホワイト・クリスマス』ではカナダ出身のシャナイタ・トゥエイン、スペイン語で歌う『ミス・デセオス/フェリスタ・ナビダ』ではメキシコ出身のタリアとそれぞれデュエットしています。このアルバムを聴くと、やはりフランク・シナトラやトニー・ベネットといった正統派ジャズ・シンガーの後継者は、マイケル・ブーブレだと再認識させられます。全米1位の大ヒット中!!
Traincha『This Is The Season』
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『ジス・イズ・ザ・シーズン』
トレインチャ(EMIミュージック)
トレインチャは、オランダ出身のシンガー。2010年にマイケル・ジャクソンのヒット曲をジャジーなアレンジでカヴァーしたアルバム『ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ』が話題となりました。そんな彼女の初めてのクリスマスは、歌とギターとスナップ&クラップスというシンプルな編成でレコーディング。トレインチャ自身も加わったバック・コーラスが巧みで、音に厚みがあるのと、トレインチャのヴォーカルにも存在感があるので、歌とギターだけ?と驚くほど表情豊かなクリスマス・ソングを聴かせてくれます。スタンダードもありますが、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、マライア・キャリー、デヴィッド・フォスター、ジョン・レノンらのクリスマス・ソングを多く取り上げています。
Michel Legrand『Noel! Noel!! Noel!!!』
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『ノエル! ノエル!! ノエル!!!』
ミシェル・ルグラン(ユニバーサル)
今年は、フランス音楽界の巨匠ミシェル・ルグランからもクリスマス・アルバムが届きました。ご存じのように彼は、長いキャリアのなかで『シェルブールの雨傘』や『おもでの夏』といった数々の映画のサントラを手懸けていて、音の魔術師の異名をとるように特にストリングスのアレンジが素晴らしく、心奪われてしまいます。その彼が手腕を揮った自己名義のクリスマス・アルバムです。流麗なサウンドに身も心も引き込まれて、感情しか意味のない世界へと飛び立つような気分になります。収録曲はスタンダード、讃美歌が中心で、それらをジェイミー・カラム、マデリン・ペルー、ルーファス・ウェインライト、さらにフランスの大統領夫人カーラ・ブルーニといったシンガーが歌っています。これで悪いわけがありません。今年一番エレガントなクリスマス・アルバムです。
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