No.7  ウェザー・リポート

1970~80年代のジャズ界で新潮流として一大旋風を巻き起こしたフュージョン。その象徴的なグループと呼べるのが、キーボード奏者のジョー・ザヴィヌルとサックス奏者のウェイン・ショーター、そしてベーシストのミロスラフ・ヴィトウスが中心となり1971年に結成されたウェザー・リポートです。
ジョーとウェインの二人は若き日にトランペット奏者メイナード・ファーガソンのバンドで知り合い、1960年代の終りにマイルス・デイヴィスのアルバム『イン・ア・サイレント・ウェイ』と『ビッチェズ・ブリュー』のレコーディングで再会を果たします。そして、このフュージョンの出発点とも言える2作のサウンドを自分達なりに、さらに押し進めることを目指してウェザー・リポートを立ち上げたのです。
ジャズにファンクやロック、ワールド・ミュージックまでの要素を融合し、シンセサイザーやエレキ・ベースなどのエレクトリック・サウンドも導入した彼らの音楽は、それまでのジャズの概念を覆すものでした。そして、その評価は3代目ベーシストであるジャコ・パストリアスの加入によって、決定的なものとなります。独創的なフレットレス・ベース奏法から繰り出す躍動的なビート感覚、類い稀な作曲能力、ポップ・センス溢れるサウンド・プロデュース力など、彼はグループに様々な貢献をもたらしたのです。
何度かのメンバー・チェンジを繰り返したウェザー・リポートでしたが、最終的にはウェインも脱退して、ジョーがグループの最期を看取るようにして1986年のアルバムを最後に惜しまれつつ解散したのでした。

『ヘヴィ・ウェザー』
(ソニー)

ジャコ・パストリアスがグループ加入後、初めて全面的に参加したアルバムであるとともに、彼らの最大のヒット作。冒頭を飾る<バードランド>はマンハッタン・トランスファーがカヴァーしたことでも有名。
←No.6 ビル・エヴァンス | No.8 ジャコ・パストリアス→
PAGE TOP↑




LEGEND
アーカイブス一覧
File No.1 ビリー・ホリデイ
File No.2 エラ・フィッツジェラルド
File No.3 ラ・ヴォーン
File No.4 マイルス・デイヴィス
File No.5 ジョン・コルトレーン
File No.6 ビル・エヴァンス
File No.7 ウェザー・リポート
File No.8 ジャコ・パストリアス
File No.9 ルイ・アームストロング
File No.10 チャーリー・パーカー
File No.11 ソニー・ロリンズ
File No.12 ハービー・ハンコック
File No.13 パット・メセニー
File No.14 フランク・シナトラ
File No.15 チェット・ベイカー
File No.16 アート・ブレイキー
File No.17 チック・コリア
File No.18 マーカス・ミラー
File No.19 ディジー・ガレスピー
File No.20 スタン・ゲッツ
File No.21 ナット・キング・コール
File No.22 ジョージ・ベンソン
File No.23 デヴィッド・サンボーン
File No.24 バド・パウエル
File No.25 チャールス・ミンガス
File No.26 ミルト・ジャクソン
File No.27 エルヴィン・ジョーンズ
File No.28 キース・ジャレット
File No.29 ケニー・G
File No.30 カウント・ベイシー
File No.31 グレン・ミラー
File No.32 ベニー・グッドマン
File No.33 デューク・エリントン
File No.34 ウェス・モンゴメリー
File No.35 ロン・カーター
File No.36 ジョー・パス
File No.37 トニー・ウィリアムス
File No.38 リー・モーガン
File No.39 オーネット・コールマン
File No.40 ウェイン・ショーター
File No.41 モダン・ジャズ・カルテット
File No.42 カーメン・マクレエ
File No.43 マンハッタン・トランスファー
File No.44 ヘレン・メリル
File No.45 メル・トーメ