No.5  ジョン・コルトレーン

マイルス・デイヴィスに匹敵する人気を誇る唯一のカリスマ・ジャズマン、それがジョン・コルトレーンです。
“トレーン”の愛称で親しまれている彼は、特に男性ジャズ・ファンからの支持が高いように思われます。それは大きな音量で速くて難しいフレーズを難なく繰り出していく、その豪快なテナー・サックスの演奏スタイルに起因しているのかもしれません。
1926年、ノースカロライナ州の田舎町に生まれのジョン・コルトレーン。少年時代から教会やスクール・バンドでクラリネットやアルト・サックスなどの楽器に親しみ、20歳を過ぎると本格的に音楽活動を開始します。しかし、それから10年近くは芽が出ない時代が続き、酒やドラッグに溺れることもありました。が、1955年に転機が訪れます。当時既に大スターだった同い年のマイルス・デイヴィスのバンドに採用が決まり、一躍注目を浴びるようになるのです。コルトレーンの低音から高音までを速いパッセージで吹きまくるプレイは、まるで音符を敷きつめるような、という意味から“シーツ・オブ・サウンド”と呼ばれました。
その後、ハード・バップ隆盛の主役の一人となった彼ですが、1960年代の半ばからは当時はまだ異端とみなされていたフリー・ジャズに転向し新たな境地を切り開いていきました。しかし、それから間もなく肝臓癌により40歳という若さで短い生涯を遂げました。

『バラード』
(ユニバーサル)

激しい咆哮というイメージが強いコルトレーンの、全く別の一面を知ることができる名盤にして異色作。タイトル通りスロー・バラードばかりを取り上げたアルバムだが、なぜか特に日本では特に人気が高い。
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