No.4  マイルス・デイヴィス

ジャズ界で“帝王”と言えばこの人、マイルス・デイヴィスです。
1926年生まれで南部のミーズリー州出身。歯科医の父を持ち、当時のアメリカ黒人の中では比較的裕福な家庭で育ちました。13歳でトランペットを始め、18歳でひょんなことから地元セントルイスで憧れのチャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーと共演の機会を持ちます。これがきっかけとなりパーカーを頼ってニューヨークへ進出し、そこからどんどんと頭角を現していきました。
ビバップの最前線で活躍した後、自らハード・バップを生み出しモダン・ジャズ黄金期の立役者となります。また1960年代の終りにはエレクトリック楽器やロックのビートを導入し、当時流行の兆しがあったフュージョンの先駆けとなりました。
また、晩年にはヒップホップにアプローチしたアルバムも作っています。
このように常に先進的な活動を続けてきたマイルスは、優秀な若手ミュージシャンの発掘にも積極的で、ハービー・ハンコックやチック・コリア、マーカス・ミラーなどは“マイルス学校の門下生”などとも呼ばれます。
饒舌ではないが無駄を省いた少ない音数のなかでの洗練された説得力のある演奏が特徴で、特にそのミュートを使ったプレイは筆舌に尽くしがたい美しさです。
また、衣装は常に奇抜で先進的なものを身にまとっていて、ジャズ界のファッション・リーダーとも言える存在でした。

『カインド・オブ・ブルー』
(ソニー)

マイルスが自ら編み出したモード手法を用いて制作した、ジャズのみならず20世紀の音楽史に燦然と輝く一大傑作。ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスほか、これ以上ないという最高のメンバーが参加したことでも有名。
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