Vol.1  2011.5.31マリーン インタビュー 『ライブレポート』

マリーンがブルーノート東京のステージに立つのは約2年ぶり。やわらかな素材の白いワンピースとレースのレギンスという爽やかなファッション。本当にキュートで若々しい。彼女が登場すると、会場が一気に華やぎます。
バックを務めるのはレコーディングにも参加した安藤正容と安部潤を中心とするバンドで、彼らの伴奏で最新作『INITIAL』からの楽曲を熱唱。数日前まで40度の熱で苦しんでいたとはとても思えないパワフルなヴォーカル。アルバムは新作とは言っても、収録曲の多くはセルフ・カヴァーです。『ESP』から始まり、『It’s Magic』まで、イントロで歓声があがるのはお見事。いい光景です。
MCでは「震災直後のアルバム・リリースに迷いがあった。みんなが元気のない時に果たしてアルバムを出していいのか。被災者を心から心配していたから」と、当時の心境を語ると、会場から「出してくれてありがとう」と拍手が起きました。アンコールの『Come Fly With Me』を含めて9曲。誰もがマリーンの歌と、人としての魅力を満喫する時間となりました。
個人的には彼女のヒット曲はもちろんだけれど、カシオペアのレパートリーである『What Can’t Speak Can’t Lie』に心奪われました。アルバムでも素敵だと思いましたが、ライヴではもっと心の琴線に触れる感じでしたね。マリーンは、今風に言えば、“カワカッコいい”女性。きっとあなたも、生マリーンに触れると、ファンになるはずです。今回見逃した方はぜひ次の機会に。

マリーン
『INITIAL』
ソニーミュージック
好評発売中
【PROFILE】
フィリピン・マニラ生まれ。1978年に来日、当初アイドル歌手としてデビューしシングルを4枚発表するも、80年代からは本来希望していた本格的なジャズ・シンガーに転向。
1983年に発表したアルバム『デジャ・ヴー』(オリコンアルバム総合チャート最高位8位)や『マジック』(同5位)が共に20万枚を超えるヒットを記録。以後、スクエアやカシオペアに湧くフュージョン大全盛時代におけるディーヴァとして熱烈に歓迎され、ジャズ界の人気シンガーとして活躍。
その後、結婚を機にシーンの第一線からは距離を置きマイペースな活動を続けてきた。そして2007年、マリーンにとって9年ぶり、メジャーからは16年ぶりとなるアルバム『ジャズ&アウト/マリーンmeets本田雅人B.B.Station』を発表、本田雅人をプロデューサーに迎えてのこのコラボレーションALは大ヒットとなりジャズ・ファンに「マリーン健在」を強く印象付けた。
続くメジャー復帰第2弾で、マリーンのデビュー30周年を祝うものとなった『マリーン sings 熱帯JAZZ』(2009年)はカルロス菅野をプロデューサーに迎えての意欲作。
そして2011年、初心に戻ってフュージョンの王道を行く新作『INITILAL』を発表。豪華メンバーを迎えて、マリーンの歌がさらにパワフルに飛翔する。

◆レコード会社オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/Marlene/
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