Vol.6  2011.6.10『TOKUがジャズに惹かれる理由』

「即興演奏は会話と同じで、その人の人間性が強く出るもの」

「ジャズを人間くさい音楽」と語るTOKU。TOKUがジャズに惹かれる理由について、今回は伺いたいと思います。

JJ:人間くさい音楽と思う理由はどこにありますか?

「ジャズは、即興演奏が多い音楽なので、そこにそのミュージシャンの人間性が強く出ます。もちろんアドリブが少なく、きっちりアレンジを決めて演奏することもありますが、でも、基本は、何も決めることなく、お互いに知っている曲を挙げて、”じゃぁ、それでやろう。さぁ、1,2,3”という感じで演奏を始める。そういう演奏は、人間の会話と同じで、曲という話題に対して、その人が持っているボキャブラリーとか、知識とか、そういうものが出てしまう。そこがおもしろいところでもありますね」

JJ:”飛び入り番長”の異名を取り、時間があると、ライヴに飛び入り参加するのもその会話を楽しみたいからですか?

「一時、本当に番長って呼ばれていましたね(笑)。会話ってひとりじゃ生まれないじゃないですか。練習もひとりでやるより、誰かとやった方が会話を楽しめるし、他の人から刺激も受けることが出来ます。ひとりで練習しても全然楽しくない(笑)」

JJ:でも、ひとりでステージに立つソロ・ライヴを続けていらっしゃいますよね。それはどうして?

「最初は、アコースティック・ライヴをやる企画が会場となる近江楽堂を見に行ったら、音の反響が良かったので、ひとりでやるライヴに急遽変更されたんです。続けていますが、毎回イヤですよ(笑)。緊張感が中途半端じゃないので。その瞬間自分で思っていることをひとりで表現しなくてはいけない。そして、演奏しながら、次はどんな曲をやれば、観客との対話を楽しめるか、なんて客観的に考えるもうひとりの自分がいないと進めないし。毎回自分と向き合わなくてはいけないライヴ。とても勉強にはなるし、度胸もつくけれど、毎回イヤがっていますね(笑)」

その定例となっているソロ・ライヴ。観客の手拍子や、時には壁を叩く音も音楽となるライヴ。次はどんな展開が待っているのか、手拍子は必要か、などと心ワクワクするコンサートです。今年は9月に予定されていますので、ぜひ足をお運びください。
TOKU
『TOKU sings & plays STEVIE WONDER』
ソニー・ミュージック
好評発売中


◆ライヴ・スケジュール
6月3日  ブルーノート名古屋(名古屋)
6月10日  umeda AKASO(大阪)
6月11日  Mt.RAINER HALL SHIBUYA PEASURE PLEASURE(東京)

その他のスケジュール
http://www.toku-jazz.com/
【PROFILE】
1973年2月20日生まれ。新潟県出身。日本で唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーン奏者。父親の影響で子供の頃からあらゆる音楽を聴いて育つ。一番影響を受けたアーティストは、マイルス・デイヴィス。大学卒業後にライヴハウスで歌っているところをアメリカのラジオ・パーソナリティーにスカウトされる。そして、2000年1月にアルバム『Everything She Said』でソニー・ミュージックよりデビュー。日本はもとより海外でも注目されており、韓国、中国、ヨーロッパでライヴを行っている。

◆TOKU plays and sings STEVIE WONDER SPECIAL SITE
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/TOKU/
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