Vol.4  2011.2.17『レコーディング』
一緒に作り上げていった楽しさ
どんな感じのレコーディングだったのでしょうか。

スタジオは、木住野さんの大好きなベーゼンドルファーの、状態のよいピアノがあるところを選びました。彼女が弾くピアノの音は、宝石のようにきれいで、最初の一音を聴いたとたん“美しい!!”とため息が出ます。ひとつの大きなスタジオに、お互いの息づかいがわかる近さにマイクを立てて、一緒に録音しました。ピアノとヴォーカルのマイクに、互いの音が混じって録音されてしまうので、後でそれぞれの音を修正するのが難しいのですが、同じ空間で演奏するときにしか出せない、震えるような空気感を録音することができました。オーガニックな、ナチュラルな音を、そのまま録ろう、という気持ちを、エンジニアやスタッフをはじめ、みんなが持ってくれた、すばらしいレコーディングだったと思います。

スタジオではライヴとは違う、何か新しい発見とかはありましたか。

木住野さんがすごく努力家だということがわかりましたね。自分のアルバムではこんなに練習したことない、なんておっしゃっていました(笑)。リハーサルではまず私の歌を注意深く聴いて下さって、“重子さんがここをこういうふうに歌うなら、私はこのコードを入れましょう”といった感じで、音楽を緻密に作り上げて下さいました。最初から一緒に創っていく、という楽しさが今回はありましたね。スタジオは、他のどこよりも音環境がよいので、お互いの音の繊細な変化を聴き取れます。良い環境で、真剣にレコーディングをしたことで、また一段、別次元の音楽に到達することができたと思います。

予定を変更して、今回はレコーディングについてお届けしました。次回は、「声とピアノ」だけの演奏について語っていただきます。

美しい音楽が奏でられるまでの過程。なんかのぞいてみたくなりました。ドキュメンタリー映像は、ないんでしょうかね…。
鈴木重子&木住野佳子
『with you』
ソニー・ミュージック/好評発売中
◆CDリリース・ツアー
2/17(木)横浜、3/5(土)大阪、3/17(木)名古屋、4/1(金)東京

詳細は鈴木重子オフィシャルサイト http://www.office-giraffe.com/
【PROFILE】
浜松市生まれ。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、高校時代は軽音楽部にてベースを担当。合唱とバンド活動にいそしむ。東京大学在学中にボサノヴァ、ジャズヴォーカルを学ぶ。95年メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」で日本人ヴォーカリストとして初のライヴ公演を行う。以後、多くの作品を発表。平和の歌を集めるプロジェクト“Breath for Peace”発起人でもある。

オフィシャルサイト
http://www.office-giraffe.com/
レコード会社サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/BV/suzuki_shigeko/
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◆vol.5「声とピアノだけの音楽」→ (2011.02.21更新)
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◇vol.2「ピアニスト・木住野佳子さんとの出会い」→ (2011.01.31更新)
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