Vol.3  2011.2.7『アルバムの選曲』
新作『with you』にはスタンダードからボサノバ、ビートルズ、日本語の歌など美しい楽曲が収録されていますが、これらの楽曲はどのようにして選ばれたのでしょうか。
お客さんのエネルギーが楽曲のパワーに

レコーディングするまでに私達は4年間も、リハーサル&コンサートでさまざまな楽曲を歌い、レパートリーが増えていました。長く演奏を重ねるうちにどんどん、お互いの呼吸がシンクロし、響き合うようになった。この音をライヴには来られない方にも届けられたらなぁと思っているところにレコーディングの話をいただいたんです。だから、基本的にライヴで共演している曲を中心に選曲しました。
たとえば、ボサノバの名曲『ワンノート・サンバ』もずっとステージで演奏してきた曲。だからこそあそこまで息が合った演奏が出来たんです。テクニックうんぬんを超えて、私たちが一緒に切磋琢磨した時間、これまでライヴで聴いてくださったお客さんのエネルギー、そういったもののすべてがこの曲に結晶している。レコーディングでそれをすごく感じましたね。
私たちが大切にしている曲たちのうちには、日本語の美しい歌もたくさんあります。アルバムでは『この道』と『蘇州夜曲』を演奏しました。『蘇州夜曲』は、それぞれソロのコンサートでも取り上げていたのですが、木住野さんが『さくらさくら』や『もみじ』などとともに、コンサートで演奏した『蘇州夜曲』の録音を聴かせていただいたらもう美しくて。私も『赤とんぼ』や『涙そうそう』など、日本の曲のレパートリーは多いですね。やまとの言葉の響きの、優しさや包容力が大好きです。特に地方の公演では幅広い年齢の方が来て下さるので、母国語の歌はギフトになるかなと思って積極的に歌っています。

次回は“声とピアノ”だけの素敵なレコーディングについて語っていただきます。

選曲や打ち合わせのために今回、何度か木住野さんのご自宅に訪れたそうです。そういう時は、2人で自作のスイーツを前におしゃべりしたりと、ただ打ち合わせをするのではなく、共有する時間を楽しみながらしたそうです。
鈴木重子&木住野佳子
『with you』
ソニー・ミュージック/好評発売中
◆CDリリース・ツアー
2/17(木)横浜、3/5(土)大阪、3/17(木)名古屋、4/1(金)東京

詳細は鈴木重子オフィシャルサイト http://www.office-giraffe.com/
【PROFILE】
浜松市生まれ。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、高校時代は軽音楽部にてベースを担当。合唱とバンド活動にいそしむ。東京大学在学中にボサノヴァ、ジャズヴォーカルを学ぶ。95年メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」で日本人ヴォーカリストとして初のライヴ公演を行う。以後、多くの作品を発表。平和の歌を集めるプロジェクト“Breath for Peace”発起人でもある。

オフィシャルサイト
http://www.office-giraffe.com/
レコード会社サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/BV/suzuki_shigeko/
バックナンバー
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◆vol.8「いま取り組んでいる大切なこと Part2」→ (2011.06.08更新)
◆vol.7「いま取り組んでいる大切なこと Part1」→ (2011.05.31更新)
◆vol.6「アルバムの紹介」→ (2011.02.28更新)
◆vol.5「声とピアノだけの音楽」→ (2011.02.21更新)
◆vol.4「レコーディング」→ (2011.02.17更新)
◇vol.2「ピアニスト・木住野佳子さんとの出会い」→ (2011.01.31更新)
◇vol.1「東大法学部から歌手に」→ (2011.01.12更新)

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