Vol.1  2011.1.12『東大法学部から歌手に』

東大法学部卒業後、司法試験の勉強をするなかで、法律ではなく、音楽の道を選んだのはなぜでしょうか。
目標が自分の生き方にあっていなかった

私の時代は、何をやったら幸せになれるのか、ということよりも偏差値が優先される時代でした。私の場合、それが東大法学部だったんです。卒業後も司法試験のために勉強を続けていましたが、次第に本を開いただけで気分が悪くなり、ただ茫然とする時間が続くようになりました。努力すればするほど、自分が嫌いになっていったんです。
その頃、ジャズ・クラブで歌うアルバイトを始めました。最初は月に1回でしたが、そのうちに私の歌を好きになってくれる人が多くなり、2回、3回と増えていきました。その時間だけが自分らしくいられる。プロを目指そうなんて思っていなかったけれど、歌っているだけ幸せになれました。
そして、私はもうどうしようもなく自分が追い詰められた時にやっと「自分が進もうとしていた目標が自分の生き方にあっていなんだ」と気付き、「やりたいことをやって残りの人生を過ごそう」と決めたんです。人生の大転換でしたが、それから半年後くらいにスカウトされて、デビューすることが出来ました。もちろんラッキーでした。でも、その一方で、「私が進む決断をしたからこそ、道が拓けたのだ」とも思いました。後悔はないです。

次回は、木住野佳子さんとの出会い、共演について語ってもらいます。

ほのぼのと天然な雰囲気の重子さん。その陰で、こんな熾烈な経験をしていたとは…。でも、親近感が持てました。素敵な人生の選択をしたことに。
鈴木重子&木住野佳子
『with you』
ソニー・ミュージック/好評発売中
◆CDリリース・ツアー
2/17(木)横浜、3/5(土)大阪、3/17(木)名古屋、4/1(金)東京

詳細は鈴木重子オフィシャルサイト http://www.office-giraffe.com/
【PROFILE】
浜松市生まれ。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、高校時代は軽音楽部にてベースを担当。合唱とバンド活動にいそしむ。東京大学在学中にボサノヴァ、ジャズヴォーカルを学ぶ。95年メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」で日本人ヴォーカリストとして初のライヴ公演を行う。以後、多くの作品を発表。平和の歌を集めるプロジェクト“Breath for Peace”発起人でもある。

オフィシャルサイト
http://www.office-giraffe.com/
レコード会社サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/BV/suzuki_shigeko/
バックナンバー
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◆vol.8「いま取り組んでいる大切なこと Part2」→ (2011.06.08更新)
◆vol.7「いま取り組んでいる大切なこと Part1」→ (2011.05.31更新)
◆vol.6「アルバムの紹介」→ (2011.02.28更新)
◆vol.5「声とピアノだけの音楽」→ (2011.02.21更新)
◆vol.4「レコーディング」→ (2011.02.17更新)
◆vol.3「アルバムの選曲」→ (2011.02.07更新)
◆vol.2「ピアニスト・木住野佳子さんとの出会い」→ (2011.01.31更新)

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