Vol.1  2010. 9. 13『歌が天職、ステージが居場所』
音楽は神様が戒めのために与えた職業

自分が歌手になるなんて、子供の頃は想像もしませんでした。目立つのが嫌いで、デビューする前だったかな、何の自信もないし、自分が成功するなんて思ってもいなかったのに、「もし、有名になったらどうしよう」という不安に襲われて体が震えたこともあります。 
でも、今では歌が天職、ステージが自分の居場所、自分の存在価値を確認出来るところだと思っています。そういう場所があるのは幸せなことですよね。毎日毎日ステージに立つわけじゃないから、1本1本を大切に、丁寧に歌いたいといつも思っているのですが、不思議なことにステージを降りると、体から毒気が抜けたような、体がスーッとして、まるでデドックスしたような気分になるんです。
私の元来の性格というのは自堕落(笑)。でも、観客の前で歌うということは心身共にいい緊張感があって、裏で努力もしなくてはいけない。その一方で、1年に1枚のペースでレコーディングすることでライヴとは異なる、歌の細部やブレスとか、声のトーンとかに神経を使うことで、歌が大雑把にならないように自分を戒めることが出来る。音楽は、神様が自堕落な私、普段はなめくじのようにダラダラとした生活を送っている私に戒めの意味で与えた職業だと思っています(笑)

次回は、どんな想いを込めてカヴァーを歌っているかについて語る「カヴァーの流儀・1」をお届けします。お楽しみに!

ケイコ・リー
『Smooth』
ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル/好評発売中
【PROFILE】
21歳から独学でピアノを本格的に始める。25歳で訪れたアメリカのバーで、勧められるがままにジャズのスタンダードを歌ったところ、多くの人が絶賛。それがきっかけとなり、歌に興味を持ち始める。帰国後は地元名古屋で活動していたが、95年にアルバム『イマジン』でメジャー・デビュー。これまでにライヴ盤、ベスト盤を含み、15枚ものアルバムをリリースしている。2001年にCMソングになった『ウィ・ウィル・ロック・ユー』が爆発ヒット。たおやかなアルト・ヴォイス、独自性に溢れたカヴァーなどで高い 人気を得ている。

オフィシャルサイト
http://www.keiko-lee.com/
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ケイコ・リー


◆vol.10「体型・健康を保つ秘訣・2」→ (2010.11.08更新)
◆vol.9「体型・健康を保つ秘訣・1」→ (2010.11.01更新)
◆vol.8「ジョージ・デュークの参加」→ (2010.10.26更新)
◆vol.7「久しぶりの日本レコーディング」→ (2010.10.18更新)
◆vol.6「カヴァーの選曲」→ (2010.10.12更新)
◆vol.5「新作はバラード集」→> (2010.10.04更新)
◆vol.4「カヴァーの流儀・2」→ (2010.09.27更新)
◆vol.3「カヴァーの流儀・1」→ (2010.09.21更新)
◇vol.1「なぜジャズを歌うのか」→ (2010.09.06更新)

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