Vol.1  2010. 9. 6『なぜジャズを歌うのか』

ジャズは自由でいられる

子供の頃は目立つのが嫌いでした。保育園時代、徒競争で1番になりそうだった時に目立つのは嫌だと、ゴールの手前で立ち止まるような子供だった(笑)。だから、歌手になるなんて思いもしませんでしたね。
ただ不思議な経験をしたことがあって、16、7歳の頃にディオンヌ・ワーウィックのコンサートに行ったんですが、彼女にピンスポットが当たり、オーケストラの伴奏が入る前にアカペラで1小節か、2小節を歌ったんですね。その時にゾゾッと鳥肌が立ち、なぜか「私はあそこに立つんだ」って思ったんです。そのことを2年前くらいに思い出したのですが、あれはまるで神のお告げのようでした(笑)。
もちろんその時にすぐに歌を始めたのではなくて、最初は、ピアニストとしてあらゆる歌手の伴奏を務めていました。演歌の伴奏をしたこともあります。その中で人の勧めもあって、私も歌ってみようかと思った時に、ジャズなら歌えるかもしれないと。決まったことをやらなくてもいいし、自由でいられる。それがジャズを選んだ理由ですが、実際やってみると、自由というのが実に大変だということを知りました(笑)。

次回は、歌を仕事とする事についてのお話、「音楽は神様が戒めのために与えた職業」をお届けします。お楽しみに!

ケイコ・リー
『Smooth』
ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル/好評発売中
【PROFILE】
21歳から独学でピアノを本格的に始める。25歳で訪れたアメリカのバーで、勧められるがままにジャズのスタンダードを歌ったところ、多くの人が絶賛。それがきっかけとなり、歌に興味を持ち始める。帰国後は地元名古屋で活動していたが、95年にアルバム『イマジン』でメジャー・デビュー。これまでにライヴ盤、ベスト盤を含み、15枚ものアルバムをリリースしている。2001年にCMソングになった『ウィ・ウィル・ロック・ユー』が爆発ヒット。たおやかなアルト・ヴォイス、独自性に溢れたカヴァーなどで高い 人気を得ている。

オフィシャルサイト
http://www.keiko-lee.com/
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