Vol.2  2010. 5. 21『ラテンリズムの魅力』
これから夏に向けてオススメしたいのがラテンジャズです。あなたは、ラテンジャズを聴いたことがありますか? ジャズにラテンの情熱的なリズムを加えた、聴くというよりは踊り出したくなるような魅惑的な音楽です。その魅力を熱帯JAZZ楽団のリーダー、カルロス菅野さんに教えていただきたいと思います。
ラテンリズムの魅力

ラティーナ以外の人種にとって、確かにラテンのリズムは、容易く真似出来るような代物じゃない。20年以上前は、今のように情報が多くないから、NYからビデオが届いたりすると、みんなで集まってどんな演奏をしているのかと、あれこれ研究をしたものです。そのビデオで演奏されていたのが“サルサ”。ひとつのバンドに複数の打楽器奏者がいて、彼らが一糸乱れぬリズムを繰り広げている。どんな風にリズムを組み合わせているのかわからないけれど、すごいグルーヴを生み出している。そこに圧倒されましたね。まさに血湧き肉躍る迫力の世界。
僕は、ダンスにも興味があったので、それからサルサクラブに通うようになった。今でもたまに行くことがあるけれど、音楽が始まると、椅子に座っていられなくて、踊りだしてしまう(笑)。ラテンとはそういう音楽。
僕らは演奏する側なので、いろいろ勉強する必要があるけれど、本来は体で感じる音楽なので、ノリにまかせて楽しめばいい。知らないと、難しそうと思うかもしれないが、基本的にラテンのリズムは気持ちいいもの。気負わず自然に乗るのが一番。日本でもその魅力が理解されるようになったと思いますよ。踊れる人が増えたから。
このサイトは、女子JAZZ部でしたよね。ラテンの世界は、男性がマッチョというのが一般的。だから、女性は、そんなに踊りが得意じゃなくても上手な男性にリードしてもらえば、十分に楽しめる。サルサクラブに行くと、踊りの上手な男性の後ろに行列が出来て、みんなが踊りたがる。それがまたおもしろい。
みなさんもラテンのリズムの気持ちよさを間もなくリリースされる僕らの新作『Liberty』でぜひ体験してください。

熱帯JAZZ楽団14thアルバム
『熱帯JAZZ楽団XIV~Liberty~』
ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル/\2,940/好評発売中
【PROFILE】
カルロス菅野
1957年東京生まれ。大阪で過ごした大学時代にパーカッションに出会う。1984年に≪松岡直也グループ≫に参加し、日本のフュージョン界にデビューする。と同時にオルケスタ・デ・ラ・ルスに参加。89年に松岡直也グループを脱退し、オルケスタ・デ・ラ・ルスの一員として渡米。NYでライヴを行い、評判となる。翌90年に世界デビューを果たし、デビュー・アルバムがビルボードのラテンチャートで1位を獲得。93年にその活躍が認められて、国連平和賞を受賞する。95年にバンドを脱退。その後に熱帯JAZZ楽団を結成する。
オフィシャルサイト:http://www.carloskanno.com/

熱帯JAZZ楽団
1995年に結成。当初メンバーは固定制ではなかったが、現在はリーダーのカルロス菅野を中心に16 名で活動する。メンバーはいずれも日本を代表するミュージシャン。熱帯JAZZ楽団のアルバム以外でも多くの作品できっと名前を見つけられるはず。これまでに13枚のアルバムをリリースしている。
【メンバー紹介】
パーカッション:カルロス菅野、ティンバレス:美座良彦、ドラムス:神保彰、ベース:高橋ゲタ夫、ピアノ:森村献、トランペット:佐々木史郎、鈴木正則、奥村晶、松島啓之、トロンボーン:中路英明、青木タイセイ、西田幹、サックス:近藤和彦、藤陵雅裕、野々田万昭、宮本大路
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