Vol.1  2010. 5. 14『パーカッションとの出会い』
これから夏に向けてオススメしたいのがラテンジャズです。あなたは、ラテンジャズを聴いたことがありますか? ジャズにラテンの情熱的なリズムを加えた、聴くというよりは踊り出したくなるような魅惑的な音楽です。その魅力を熱帯JAZZ楽団のリーダー、カルロス菅野さんに教えていただきたいと思います。

パーカッションとの出会い

中学時代はフォークソング。高校時代はブリティッシュロック。大学時代は軽音楽部で、ソウルとか、AORとかを演っていた。実は20代になるまではジャズにもラテンにも全く関係ない世界にいました。
そんな僕がパーカッションに出会ったのは21歳の時。大学在学中からヴォーカリストとして、いろいろなバンドでアルバイトをしていました。ヴォーカリストって手にマイクを持っているけれど、間奏の時などは手持無沙汰になってしまう。間の持たせ方に戸惑う僕に「コンガとか、パーカッションを買ってみれば?」と仲間が勧めてくれて、白いコンガを2個買った。実はパーカッションとはそんな軽いノリで出会ったんです(笑)。
大学時代は大阪で過ごしましたが、当時ラテンフレーバーというのが流行っていて、友人に誘われて参加したバンドでもラテンフレーバーの入ったAORを演っていた。そのバンドで、日本語のポップな歌を作りながら、ラテン風の曲も演奏するようになった。アルバイト先は、もっぱらディスコ。いわゆるハコバン(当時の言葉で専属バンドのこと)をやっていました。
ちょうどその頃、NYの打楽器メーカーがPR活動の一環として、トップミュージシャンを引き連れて日本ツアーを行った。ラテンの神様と言われているティンバレス奏者を中心に3人のパーカッション、ピアノ、ベースという編成のバンドで、ライヴを観た瞬間に「世の中にこういう音楽があるのか」と衝撃を受けた。本当にショックでしたね。その時から「オレはこれをやる。当分は歌わない」と歌を封印して、リズムの世界に入ることを決めたんです。

熱帯JAZZ楽団14thアルバム
『熱帯JAZZ楽団XIV~Liberty~』
ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル/\2,940/好評発売中
【PROFILE】
カルロス菅野
1957年東京生まれ。大阪で過ごした大学時代にパーカッションに出会う。1984年に≪松岡直也グループ≫に参加し、日本のフュージョン界にデビューする。と同時にオルケスタ・デ・ラ・ルスに参加。89年に松岡直也グループを脱退し、オルケスタ・デ・ラ・ルスの一員として渡米。NYでライヴを行い、評判となる。翌90年に世界デビューを果たし、デビュー・アルバムがビルボードのラテンチャートで1位を獲得。93年にその活躍が認められて、国連平和賞を受賞する。95年にバンドを脱退。その後に熱帯JAZZ楽団を結成する。
オフィシャルサイト:http://www.carloskanno.com/

熱帯JAZZ楽団
1995年に結成。当初メンバーは固定制ではなかったが、現在はリーダーのカルロス菅野を中心に16 名で活動する。メンバーはいずれも日本を代表するミュージシャン。熱帯JAZZ楽団のアルバム以外でも多くの作品できっと名前を見つけられるはず。これまでに13枚のアルバムをリリースしている。
【メンバー紹介】
パーカッション:カルロス菅野、ティンバレス:美座良彦、ドラムス:神保彰、ベース:高橋ゲタ夫、ピアノ:森村献、トランペット:佐々木史郎、鈴木正則、奥村晶、松島啓之、トロンボーン:中路英明、青木タイセイ、西田幹、サックス:近藤和彦、藤陵雅裕、野々田万昭、宮本大路
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