2013.07.05Vol.1 
NHK「みんなの歌」で放映中、
「君へのファンファーレ」
40歳になったTOKUが今の時代を見つめて思うこと。それは「子供達が夢を持ちにくい時代」になっていること。「夢中になることが見つけられたら、世界はどんなに輝きに満ちたものになるか」を、子供達に伝えたい。そんな熱い思いから『君へのファンファーレ』が生まれたのです。

歴代初のジャズ・ヴォーカリスト

 NHK「みんなの歌」が始まったのは1961年のこと。50年以上の歴史、1300曲以上の放送楽曲なかで、ジャズ・ヴォーカリスト&フューゲルンホーン奏者が手懸けるのは初めてのこと。この歌にはTOKUの特別な思いが込められています。

 「初めてのことなので、当初は、試行錯誤しました。僕自身の思いとしては、僕がジャズに出会って、ジャズを演奏するようになり、やっぱりジャズは最高だ。この音楽に出会えて人生は、最高のものになった~♪、という歌にしたかった。だから、マイルスとか、コルトレーンとか、レジェンドの名前を羅列して、なんて考えていたのですが、それだと、どうしても大人っぽくなってしまう。
 子供達にも親しんでもらうためにはどうすればいいか。出た答えは、とことんシンプルにするのがいいだろう
 歌詞は、中西圭三さんにお願いをしました。最初に送られてきた歌詞に「ファンファーレ」という仮タイトルがつけられていて、そこからイメージが膨らんだのと、僕は、時間をかけて熟すのを待つタイプで、締切直前になって、このメロディーが出てきました。

 その出てきたメロディーに、子供達がテレビの前に集まって音楽を聴いている、という映像が頭に浮かんできて、これなら大丈夫じゃないかと。さらに、子供達が一緒に歌える場面が欲しいと思って、「ワクワク、ドキドキ」は、輪唱パターンがいいだろうと。最終的にはうまくいったのではないでしょうか。

 レコーディングで一緒に歌ってくれたのは合唱団とかで歌っている子供達ではなく、僕の甥とか、スタッフの子供とか、普段から音楽が身近に存在している環境にあるけれど、歌を習ったことのない素人の子供達。レコーディングは、楽しかったなぁ…」

 『君へのファンファーレ』には2つのヴァージョンがあり、アルバムには間奏でジャズの即興演奏が入るロング・ヴァージョンが収録されており、そこではジャズに出会って人生が最高になったと語る、TOKUの大人としての幸せが溢れています。

TOKU @ BODY & SOUL 2013/6/23

 6月23日、人気ジャズクラブ、BODY & SOULは、いつもとは違う光景で盛り上がりました。この日は、子供同伴のライヴ。普段はなかなかコンサート会場に入れない、未就学児童でいっぱい。小さな子供達がジャズにどう反応するか、楽しみと同時に不安もありました。なんといっても1時間のセットが2回もある。小さな子供の集中力が果たして持つのだろうか。
 しかし、始まってしまうと、驚きです。子供達は、ジャズのリズムに合わせて体を揺すり、次第に慣れてくると、ステージに入り込み、ドラムの前で興味津々に楽器をのぞみこみ、さらに踊り始めたのです。彼らにとってジャンルなんて関係ない!! TOKUとバンドが演奏する本物の音楽に目を輝かせ、反応したのです。
 『君へのファンファーレ』も歌いました。歌に合わせて、ワクワク、ドキドキ~♪と歌ってくれましたが、それ以外は、普通のコンサートと変わらぬセット。つまり子供向けに考えたプログラムではなかったのにも関わらず、子供達は、もうノリノリ。とても新鮮であり、大きな発見のある光景でした。
 これからも親子で参加するコンサートを企画していくとのことなので、次回はぜひ。お子さんが途中で泣いても、寝てしまっても、動き回っても全く気を遣わないコンサートですので、ご心配なく!!

TOKU
『DREAM A DREAM』
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
\2,900
オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/artist/TOKU/

【PROFILE】
1973年2月20日生まれ、新潟県出身。日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。
父親の影響でノンジャンルで音楽に親しみ、中学時代にブラスバンドで初めての楽器コルネットを手にする。 高校・大学はロック、ポップスのコピーバンドをしていたが、たまたま、大学の学園祭でマイルス・デイビスの“IF I WERE A BELL”を吹いているのをジャズドラマーが聴いていてライブハウスでのセッションに誘われる。何度かのセッションでジャズに深く興味を覚える。大学2年の時にオレゴン州に語学留学。その時のルームメイトがジャズピアニストだったことで一緒にバンド活動を開始。大学卒業後、ライブハウスで唄っているところをアメリカのラジオ・パーソナリティーがスカウト。2000年1月アルバム“Everythig She Said”でSMEよりデビュー。デビュー当初から注目を集め、その年の8月には早くもブルーノート東京に出演。更にアルバムはアジア各国でもリリースされ11月には韓国ソウル大学の建国大学内ニューミレニアムホールにて海外での初ライブを行った。デビュー以来、海外公演を積極的に行い。2007年度は北京、上海、パリ、ベルギーでのライブを敢行。

PAGE TOP↑




FEATURE
アーカイブス一覧
【TOKU 『DREAM A DREAM』】

【マリーン『マリーン・シングス・ドナ・サマー』】

【KEIKO LEE
新作『ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ2』】


【ライラ・ビアリの
“ミュージック・ジャーニー”】


【サリナ・ジョーンズ
『サリナ - ザ・ファースト・ライブ』】


【JUJU『DELICIOUS』】

【トニー・ベネット『デュエットII』】

【矢野顕子X上原ひろみ
”Recording LIVE IN TOKYO“】


【日野皓正インタビュー】

【マリーン インタビュー】

【TOKUインタビュー】

【鈴木重子インタビュー】

【ハクエイ・キム インタビュー】

【ケイコ・リー インタビュー】

【エスペランサ ライブレポート】

【キム・ホールヴェック】

【女性ジャズ・シンガー特集vol. 2
“ジャズは自由な音楽”】


【女性ジャズ・シンガー特集vol. 1
JAZZYな歌で心酔わせて】


【カルロス菅野インタビュー】