【女性ジャズ・シンガー特集】vol. 1JAZZYな歌で心酔わせて
世界中でいま若き女性ジャズ・シンガーが活躍し、日本でも彼女達のアルバムが続々リリースされています。いずれも才能と美貌に恵まれ、音楽で自分の個性を確立させていますが、最近の傾向として大きく2つのタイプに分けることができます。その区分けのキーワードが“JAZZY”“JAZZ”。簡単に説明すると、前者はすでに人気のメロディ・ガルドーやノラ・ジョーンズに代表されるような、ジャズの雰囲気を表現しているタイプで、後者はジャズの伝統を継承しているタイプです。
パート1では“JAZZY”なシンガーを5組紹介します。
インディ・ザーラ/ビューティフル・タンゴ~見知らぬ美しい人へ
インディ・ザーラは、声がジャジー。歌は静かにそよぐ風のよう。ギターをザクザクとブルージーに奏で、自作曲を囁くように歌う。モロッコ出身で、パリ在住の30歳。洗練されたシンプルなサウンドにモロッコ周辺の音楽の影響が見え隠れし、ほのかにエキゾチック。大半を英語で歌っているが、2曲は母国語のベルベル語で。それがまたいい。
オフィシャルサイト http://www.hindi-zahra.com/
『ビューティフル・タンゴ』
インディ・ザーラ (EMIミュージック)

トレンチャ/ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ

トレンチャは、オランダ出身。オランダは、ジャズが盛んな国で、キャンディ・ダルファーやジョヴァンカらが日本でも人気だ。トレンチャの新作は、全編で彼女が敬愛するマイケル・ジャクソンをカヴァー。『今夜はドント・ストップ』も歌っており、ジャズのアレンジをした時に曲がどう表情を変えるのか。そのおもしろさを堪能させてくれる。
*6月15、16日にブルーノート東京で公演あり。詳しくは http://www.bluenote.co.jp/jp/
オフィシャルサイト http://www.trijntje.nl/
『ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ』
トレンチャ (EMIミュージック)
チョン・ジュウォン/オーシャン・ララバイ
チョン・ジュウォンは、NYでジャズを学んだ韓国出身のシンガー。このデビュー作もNYでレコーディングされたが、『スマイル』など数曲を除き、彼女自身が書いたオリジナルをハングル語で歌っている。ジャズとハングル語の新鮮な組み合わせと、それを歌うナチュラルなヴォーカル。それが爽やかで、清々しい気持ちにさせてくれる。

『オーシャン・ララバイ』
チョン・ジュウォン
(オーマガトキ)


ステイシー・ケント/パリの詩

『パリの詩』
ステイシー・ケント
(EMIミュージック)

アルバムは、ボサノバの名曲『3月の水』のフランス語カヴァーから始まり、スタンダードとフランスのシンガー・ソングライター、カレン・アンらが書き下ろした新曲で構成されている。洒脱なフランス語のジャズ。でも、ステイシー自身はアメリカ人。この作品が初めてのフランス語アルバムになる。コーヒーにもワインにも合う歌が聴ける。
エスター・カイザー/お気に入りのベッドで
澄んだ清楚なヴォーカルでジャジーに歌う。エスター・カイザーは、ドイツ出身の35歳。前2作はカヴァー中心だったが、新作はアメリカとベトナムの伝統歌、ジョニ・ミッチェルの『リバー』以外はオリジナルで、多くの曲を自身で書いている。チェロやトランペットなどを用いたアレンジがムーディーで、心静まる時間にひとりで聴きたい。

『お気に入りのベッドで』
エスター・カイザー
(オーマガトキ)

PAGE TOP↑




FEATURE
アーカイブス一覧
【TOKU 『DREAM A DREAM』】

【マリーン『マリーン・シングス・ドナ・サマー』】

【KEIKO LEE
新作『ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ2』】


【ライラ・ビアリの
“ミュージック・ジャーニー”】


【サリナ・ジョーンズ
『サリナ - ザ・ファースト・ライブ』】


【JUJU『DELICIOUS』】

【トニー・ベネット『デュエットII』】

【矢野顕子X上原ひろみ
”Recording LIVE IN TOKYO“】


【日野皓正インタビュー】

【マリーン インタビュー】

【TOKUインタビュー】

【鈴木重子インタビュー】

【ハクエイ・キム インタビュー】

【ケイコ・リー インタビュー】

【エスペランサ ライブレポート】

【キム・ホールヴェック】

【女性ジャズ・シンガー特集vol. 2
“ジャズは自由な音楽”】


【女性ジャズ・シンガー特集vol. 1
JAZZYな歌で心酔わせて】


【カルロス菅野インタビュー】